20代、科学とスポーツと資産運用に真剣に向き合うブログ

放送大学って実際どうなの?2017年 入学生が感想を伝えるよ!

f:id:kameusakun:20170814131849j:plain

テレビのチャンネルを変えているときに、たまたま見たことがある。

あれって本当に大学なの?難しそうだし、つまらないかも。

そんなイメージのある放送大学

 

実際に入学してみた僕が、放送大学に入学してから最初の学期が終了しての感想をお伝えします!

 記事概要

生涯学習のひとつとして放送大学に入学してみた

・授業のレベルは容易なものから高いものまで幅広い

・図書館を利用してこそ放送大学の価値がある

・学生であるから学割はぜひ活用したい!

 

 そもそも放送大学は大学なのか

放送大学は大学なのか?

答えYESです! 

 

放送大学は、放送大学学園法(平成十四年十二月十三日法律第百五十六号)により定められた正規の大学です。

4年間以上在籍して、必要な単位(124単位)を取ることができれば大学卒業となります。

「必要ないと思っていたけど、大卒でないといけなくなった」

そんな人は放送大学に入学・卒業して、大卒扱いになることのメリットは大きいと感じます。

また、放送大学には「編入学」の制度がありますので、たとえば短大を卒業した人であれば、3年次に最大62単位を持って入学することもできます。

www.ouj.ac.jp

 

僕は大学卒業が目的ではありませんでしたが、3年次に編入学という形で62単位を頂いた状態で入学しました。

「編入って手続きとか大変なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、高校の卒業証明書と短大等の修了証明書を所定の用紙に添付して送るくらいでしたので、負担には感じないと思います。(むしろ久しぶりに母校に訪れるのは懐かしい気持ちになれて良いかもしれませんね!)

 

 卒業までに必要な費用は約70万円 

放送大学の入学費は2万4000円。

一単位あたり5500円ですので、卒業に必要な124単位 : 5500 x 124 = 68万2000円となります。(編入学費は1万円です。)

 

放送大学の学費はその学期に選択した授業の単位分のみを収める仕組みとなっているので、分かりやすい料金体系だと感じます。

自分がいくら使っているのか正確に分かれば、その分元を取ろうと?頑張ることもできそうです!

 

 授業数は約300! レベルは基礎から高度なものまで

肝心の授業ですが、基礎からレベルの高いものまで学習の進み具合によって選択できるようになっています。科目はそれぞれの分野の基盤・導入・専門・総合と別れ、さらに難易度として初級・中級・上級に分かれています。

 

f:id:kameusakun:20170819185524p:plain

 

「自分が今、どのくらい理解できているか分からない…」

そんな人は過去問や授業を実際に見てはどうでしょうか。過去問・授業映像等は放送大学の学生用ページ(キャンパス ネットワーク ホームページ)から自由に見ることができます。パッと見て全くついていけないと思ったら難易度を下げて学習するのが良いでしょうね。学習は自分のレベルより少し上にするのが一般的なので。

 

授業はテレビやラジオの「放送授業」の他に各都道府県にあるサテライトキャンパス等で授業を行う「面接授業」(いわゆる普通の授業)、さらにインターネット上で双方向性のある学習を目的とした「オンライン授業」があります。

面接授業とオンライン授業についてはまだ受けていないので、受講したら感想を伝えたいと思います。特にオンライン授業は、放送大学が力入れて取り組まれているようなので、今後ますますコンテンツが増え、学習のあり方に新しい風を吹かせることに期待したいですね。

 

 図書館と学割は使い倒そう!

f:id:kameusakun:20170819192002j:plain

 僕は、放送大学最大のメリット「図書館の利用」「学割」の使用だと考えています。

放送大学では書籍の取り寄せができ、お金は別途かかりますが自宅に郵送することもできるようです。僕の場合は通勤圏内にサテライトキャンパスがあるので、目的の本はサテライトキャンパスで受け取るようにしています。その場合には、送料はかかりませんよ!

大学なので蔵書数は本部以外の校舎全て合わせると約80万冊に達し、また仮に大学が所有していない場合でも条件を満たせば、大学が購入してくれます!しかも同一学期に3万円分まで!

これは利用しない手はありません!専門書は高額なものが多いので、学習熱心な方には特に利用して欲しいと思います。

 

学割については、様々なところで使用することができますが、Amazon Studentの利用は欠かすことができないと感じます。Amazon Primeへの登録が半年間無料、さらにその後も年会費1900円 (月当たり約160円) で利用ができます。

また、東京国立近代美術館(東京都千代田区)、京都国立近代美術館京都府京都市)、国立西洋美術館(東京都台東区)、国立国際美術館大阪府大阪市)、国立新美術館(東京都港区)については学生証の提示で常設展は無料、特別展も割引で利用できます。

 

 入学してみての感想

入学してみて思うのは、放送大学は「コスパの良い、合理的な大学」だということです。試験等の必要がない限り、自宅にいながら学習環境を整えることができ、またオプションとしてですが、図書館の利用や学割の使用までできます。

 

また、試験の際に会場を見渡して感じたのは「高齢の方の学習意欲は高い」ということです。社会人ももちろんいますが、やはり既に現役を引退した高齢の方が非常に多く感じました。各サテライトキャンパスにはサークルもあるようで、それぞれが仲間を作り学ぶことを楽しんでいる方が多いようです。

 

放送大学は「The Open University of Japan 」が英名です。文字通り、「学ぶ者に対して開かれた大学」だと感じます。「何か学んでいたい!」、生涯学習に興味のある方にはもってこいの大学でしょう。

 

次学期が終わるころにまた放送大学関連の記事を書きたいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

それではまた。