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新社会人から投資を始めるべき3つの理由

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こんにちは!

カメウサです!

 

「投資にはリスクが伴います。」

よく聞く文言ですね。

一般的に”リスク”とは「危険」を意味する言葉ですが、経済学の分野では「不確実性」を意味します。つまり、投資におけるリスクとは「結果がどうなるか分からない」ことになります。

では、「結果がどうなるか分からないのであれば、投資などしない方がよい」のでしょうか?

 

今回は新社会人(20代)が投資を通じて得られる3つのメリットを紹介致します。

 

僕が考えるメリットは以下の3つです。

1.貯金体制が築ける

2.将来設計を考えられる

3.複利を生かせる

 それぞれ、考察していきましょう。

 

1.貯金体制が築ける

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投資を行うにしても、まずは先立つものが必要になります。 

つまり、種銭を集める作業(貯金)です。

 

投資は結局のところ種銭をいかにうまく運用できるかの勝負になります。運用効率が同じであれば、種銭が大きいほど運用益が大きくなるのは当然ですよね。

僕もその種銭を大きくするために、節約と収入増を目指して日々尽力しています(大げさな表現ですかねw)。

 

「将来の億万長者になってやる!」と意気込むのも良いですが、一般人がいきなり大金を手に入れられる確率は極めて低い。

結局は、「千里の道も一歩から。」コツコツと積み立てていくことになるでしょう。

 

もし、あなたが新社会人であればその一歩目を踏み出す絶好の機会だと思います。

理由は、貯金のためのシステムさえ作れば、そのまま維持するだけで良いからです。

具体的には、

1.給料の一部を別口座に移す。(自動積立を設定しておく。)

2.移動させたお金の存在を忘れる。

3.余ったお金だけで生活する。

これだけです。

 

僕のおすすめは、住信SBIネット銀行の自動積立です。ポイントが貯まる他に、ATM手数料が月数回無料になります。本当は積立てたお金に手をつけちゃダメだよ!

www.netbk.co.jp

 

ぼくは上記の方法を社会人1年目から実践しています。さらに、余ったお金(使用可能額)を月の日数で割っておくことで1日分の使用可能額を把握しています。エクセルで管理していますが、最初にテンプレートを作ってしまえば、あとは定期的に入力するだけで良いです。(まあ、この定期的に入力が慣れるまで難しいんですが。)

 ズボラな人は、とりあえずレシートは全てもらっておいて、財布がレシートで窮屈になったらまとめて記入してみて下さい。

 

もしあなたが一年間お金の管理ができたら、最後にその年の使用額合計を見てみて下さい。きっとビックリするくらいお金を使っていますよ!

(昨年の僕は、総支出額の約1/4をマラソンスノーボードに消費していました・・・)

 

貯金のためのシステムがうまく機能し始めたら(半年間続けられたら)、もうあなたは貯金マスターです!次のステップに進みましょう!

 

 

2.将来設計を考えられる

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 唐突ですが、あなたはなぜ貯蓄するのですか?

 結局のところ、お金は使うためにあります。

 

お金を使うのが「今なのか・未来なのか」、そして使うまでの間にお金を「働かせるか・寝かせるか」くらいの違いだと僕は思います。

 

なんとなくお金を貯めようとすると、強い意志がないため簡単に挫折してしまいます。

重用なのは、何のために貯めたお金を使うのか?です。

 

結婚のため?

車の購入?

住宅の購入?

自分の老後のため?

 

いろいろな答えがありそうですが、いずれも期限が存在します。

若いあなたは、今後どんな将来を創っていきたいのか?

いつまでに、何がしたくて、それにはいくら必要なのか?

そう、将来設計を考えることは、将来必要な資金を考えることにつながります。

 

期限(ゴール)が決まっているのであれば、取るべき行動は逆算して最短ルートを攻めることです。

もしゴールするために必要な金額が決まっているのであれば、そのゴールまでの時間を考慮して、貯金するのか・投資で運用するのか、決めればいいんです。

いずれにしても1.で示した貯金体制を築ける人でなければゴールまで走りきることはできなそうですが。

 

 

3.複利を生かせる

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 若者の最大の武器は、時間があることです。

これは「暇だ」という意味ではなく、「生きていられる時間が長い」という意味です。

2016年時点の日本人の平均寿命は女性87.1歳、男性81.0歳でした。

www.nikkei.com

 平均寿命はまだ延び続けており、2000年以降に生まれた人の大半が100年以上生きるという予測もあるくらいです。

仮に85歳まで生きるとして、今年に新社会人になった22歳の方はあと63年間生きることができます。もし今新社会人のあなたが、65歳で定年退職するとして(おそらくその頃の定年は70~75歳のはずだが、)残された時間は20年もあります。

 

あなたは老後資金として3000万円を用意したいと考えたとします。その頃には年金は引き下げられ、月10万しかもらえないとしておきましょう。年間150万円を切り崩し、月22.5万円で生きてゆく計算です。

給料をもらえる期間は43年間です。コツコツと貯金する場合には年間70万を貯める必要があります。

もしあなたが、その70万円を投資に回し、年3%の運用ができた場合にはどうでしょうか?結果を下図に示します。

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 同じ額を年3%という比較的実現可能な運用をした場合でも43年間かければ約2倍の6150万円まで増やすことができそうです。

仮に3%の運用で43年間かけて3000万を目指すのであれば、年間35万円で済みます。現実的な数値と言えそうです。

ちなみに2018年の世界の成長率は3.1%とのことです。成長率が低下しなければ十分達成できそうですね。

www.nikkei.com

 

運用期間が長い程、この複利の恩恵を受けやすくなります。老後の備えが全てではありませんが、比較的長期の目標であれば貯金ではなく、資産運用に回すのは有効な手段になりそうです。

一方で短期(数年単位)の場合、複利よりも経済の波の影響の方が大きくなります。貯金で確実に蓄えた方が心理的負担が少なく済みそうです。

 

終わりに

 ここまで読んで、投資をするべきか否かを判断するのはあなたですが、僕は若者の投資に賛成派です。投資を行うまでに必要な工程も含めて、経済的・心理的豊かさを生み出してくれると思います。

 

再度、”リスク”の話に戻りますが、リスクの語源、ラテン語のrisicareの意味は「勇気をもって試みる」です。

あなたがどうするかはあなたの自由ですが、”リスク”を取って後悔のない人生を歩まれることを期待致します。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

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kameusakunnikki.hateblo.jp