スノーボードを保管する際に絶対やっておくべき3つのこと
こんにちは!
カメウサです!
ゴールデンウィークが過ぎると、もうほとんどのスキー場が終了してしまいます。
『来年こそはあの技を決めてやる!』
『来年はさらに綺麗なカービングで人目を集めてやる!』
そんな気持ちでシーズンを終える方もいらっしゃると思います。
でもちょっと待って!
あなたの板、今どうなっていますか?
来シーズンにケースから開けてびっくり!
エッジが錆びまくってる!!
なんて、悲し過ぎますよね。
また、そのまま置いてしまった板は思わぬ劣化が起こっているかもしれません。
今回はシーズン終了後に押さえておきたいスノーボードのお手入れの話です。
絶対にやっておくべきなのは以下の3つです!
1. ビンディングを外そう!
2. エッジにサビ止めを塗ろう!
3. ワックスをかけよう!
以降、詳しく説明していきます。
1. ビンディングを外そう!
最初にして最も重要なポイントはビンディングを外すことです。
板とブーツを接続させるビンディングはかなり強い力で板に着けられています。
もし、ビンディングを着けたままにした場合はどうなるのでしょうか?
歯の矯正を思い浮かべてみて下さい。
歯の矯正では、歯に固定具を着け、力をかけ続けておくことで、少しずつ歯の位置を動かしますよね。
それと同じように、板にビンディングを着けたままの状態にしておくと、ビンディングがある面に板が引っ張られて歪んでいきます。
結果的に、板は中央が少し上がり、エッジだけで地面(雪)と接触する状態になります。
こうなると少しでも体勢が崩れれはエッジが雪に食い込み、逆エッジが起こりやすくなります。
クイックな反応が好きな人にはいいかもしれませんが、一般には良くない状態です。
という訳で、シーズンが終わったらなるべく早くビンディングは外しておきましょう!
もちろん、シーズン中でも小まめに外しておくのは悪くないとは思います。
外し方はメーカーにもよりますが、基本的にプラスドライバーでネジを外すだけです。
僕のオススメはこのドライバー。
コンパクトなので、スキー場に持って行っても邪魔になりません。
大きさは下写真を参考にして下さい。
敬愛するスノーボードブログ『スノボラボ』でも紹介されています。
注意しておきたいのはビンディングの角度でしょうか。今の状態が分からなくなりそうなら、マスキングテープを張って、位置が分かるようにしておきましょう。
ネジも無くしやすいので、ジッパー付きの透明な袋に入れるのが僕のオススメです。
ビンディングの外し方が分かれば、シーズン中にアングル(角度)を調整して、自分に合ったアングルを探してみるのも楽しいですよ!
2. エッジにサビ止めを塗ろう!
サビ止めは何でもいいと思いますが、僕のオススメは呉工業の5-56ペンタイプです。
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スプレータイプや液体タイプもありますが、スノーボードのエッジを塗るにはペンタイプが最適でした。
もし、すでにサビが酷いようでしたら、事前に消しゴムみたいな錆落としで少し削りましょう。削り過ぎに注意!なるべくエッジを丸めないように気を付けて下さいね!
サンドペーパー方が安いので、安いのがいい方にはそちらがオススメです。ホームセンターで普通に売っていますよ!
サビ止めはこれくらいで十分でしょう。
3. ワックスをかけよう!
雪の表面は泥やリフトから落ちているオイルなどで実は汚れています。
春スノボの後の滑走面を見たことがある人は分かると思いますが、滑った後はとても黒くなってしまいます。ワックスをかける前にまずは汚れを取り去りましょう!
基本的には油汚れに近いので、油で落とすことはできます。例えば、サビ止め用のオイルでもある程度までは落ちるでしょう。
ただ、拭き取りなどの手間を考えるとスキー・スノーボード専用のものを選んだ方がいいと思います。(拭き取り切れなかった液が蒸発してくれるので、)
リムーバーはこちら↓
汚れ落としのやり方は簡単。
1. 汚れ落とし(リムーバー)を全面にかける。
2. 数分放置して汚れを浮かす。
3.キッチンペーパーで拭き取る。
4.30分くらい乾燥させる。
以上です。1シーズン何も手入れしていなかった板であれば、キッチンペーパーが真っ黒になるくらい汚れが取れます。
できれば作業台があった方が楽ですが、値段が高いので、僕は木材と滑り止めのゴムでDIYしました。こんな感じの台に板を載せるだけでも十分作業可能です。
既製品は5000円以上するみたいです。。。
乾燥後はいよいよワックスがけです。
出来れば専用のアイロンでワックスがけしたいですが、どうしても買えない場合は生塗りワックスを頑張って塗り付けた後に、よくコルクでよく磨いて下さい。
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普通のアイロンを使うのはやめた方がいいです。
そのアイロンが一生、スノーボード専用になるだけでなく、温度調節が難しいので、板が焦げるかもしれません。
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保存用にワックスをかける際には、上からポタポタとワックスを溶かしかけておいて、、、
後から、キッチンペーパーを下に引いて、アイロンを当てていくと均一にワックスがかけられます。
なるべくケチっていきたいので、薄く・均一にかけるのがポイントです。要は慣れです(笑
30分くらい冷ましたら、おしまいです。
保存するのであれば、ワックスベタ塗りのまま置いておいて構いません。(もちろん、屋内保存ですよ!)
来シーズンの初めは、スクレイパー(定規でもいいかも)で余分なワックスを削り落として、コルクでよく磨いてから滑りに出掛けましょう!
ここまで読んで、『いや、自分には無理っ』と思ったら、大人しくショップに任せるか、アイロンなどの道具を持ってる友人に頼んでみましょう。(その人にちょっとは心付けを渡してあげてね!)
お金は少しかかるかもしれませんが、来シーズンに新しい板を買うよりはだいぶマシです。
スノーボードの板は安くはありませんよね。
出来れば、長く、綺麗な状態で使いたいものですね。
来シーズン、綺麗に保存された板で滑りに行きましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました!
それではまた!
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初心者の人と行くなら、ここらへんに気をつけるといいですね!