FXで長期運用~トラリピでの長期投資はじめました~
FX(Foreign Exchange:外国為替証拠金取引)は、1998年の外国為替及び外国貿易法(外為法)の改正により、私たち一般市民でも取り扱いできるようになりました。
1998年からFX業者は急増し、2005年に180社にも上りました。しかしながら、法規制が整わない間に悪質な業者も誕生したため「大負け」をしてしまう人が続発。「FX=危険」なものという印象が一般社会に浸透しました。
一方で2006年には、そのような惨事を回避するために法制度が整備され、それとともにFX業者数も激減。2017年時点で66社となっています。(参考:https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180312-1/01.pdf)
FX業界の努力により、FXのリスクは低減されてきましたが、まだまだ「FXは危ない」というのが一般的な感覚であると思います。
僕もFXにはあまり良い印象がありませんでしたが、「FXによる長期運用・資産形成」を目指すマネースクエアジャパン(以降、M2J)というFX業者を知りました。
今回はM2Jの提供するトレード方法「トラリピ」を用いて資産形成をはじめました。という記事です。
FXの基礎とトラリピという仕組み
リスクはその対象となる物事を理解できないときに大きくなります。
というわけで、FXの基礎とトラリピという仕組みは一体なんなのか?それらを知ることから始めましょう。
M2Jは長期的な顧客獲得のために、私たち一般市民が勉強できるようにいろいろとサポートしてくれていました。
僕が説明するより下記リンクから動画を見た方が理解は早いと思います。
最も注意するべきはロスカットルール!
FXとトラリピの仕組みを何となく理解したところで、最も重大はリスクは何か?という話に移ります。
トラリピなどの長期的なFXで最も注意するべきは、「ロスカット」という仕組みです。
ロスカットとは、本来は消費者保護の目的で設定されている、証拠金を超えた損失が一定以上になると、強制的に決済されるシステムです。
各FX業者によってルールが異なりますが、M2Jの場合、東京15時ロスカット(日本時間の15時で証拠金が100%未満となること)を最も警戒するべきでしょう。
具体例で考えてみます。1ドルを100円で1万通貨保有していたところ、アメリカで金融危機が起こり急激に1ドルが80円に動いてしまいました。このとき、はじめに口座にいくら入金しておけばロスカットを免れたでしょうか?
個人口座のレバレッジは2019年3月現在、最大25倍までなので、今回は25倍を使用します。
ロスカットまでの値幅は以下の式で求められます。
今回は他に何も通貨取引をしていないと仮定して、時価残高=口座入金額としましょう。
すると証拠金必要額と ロスカットを免れるために必要であった口座入金額は以下のように計算されます。
もし、入金額が24万円以下であった場合、強制的に決済されてしまい、
最大で(80円-100円)x1万通貨=20万円の損失が確定してしまいます。
*入金がさらに少なければもっと早い段階でロスカットされます。
ロスカットされないためには?
ロスカットされないためにはどうしたらよいのでしょうか?
具体的には以下に示す5つの方法があります。
1.,2.は種銭、つまりお金が多くある人ほどリスクを低減できることを意味します。世知辛いですね。でもこれが世界の真実です。
3.は最高値と最低値の差が、平均に対してより少ない通貨を選ぶべき、ということです。具体的には、英ポンドのような通貨は避けるべきでしょう。リスクを積極的に取りたい人(リターンを積極的に求める人でもあります)はどうぞご自由に。
4.は最高値付近での買い、逆に最安値付近の売りをしないことです。そんなことする人いないと思いますが、、、
5.は強制ロスカットされるくらいなら自分で損切りしましょう、という提案です。これができる人がなかなかいません。少なくとも僕はできません。
いずれも暴落・暴騰が起こってからでは対処するのが困難です。
事前にどの程度のリスク許容できるのか設定が必要ですね。
安全に長期運用するには?
長期的な運用をする場合、ポジションを持った状態で経済危機を必ず経験する。と仮定するのが正しい判断になると思います。
つまり、100年もしくは1000年に1度レベルの経済危機が起こった場合を想定しておくと心穏やかな運用ができると思います。
100年に1度レベルであれば、リーマンショック時の値が参考になります。また、その値を参考に1000年に1度レベルの危機も概算できそうですね。
終わりに
今回は一般論で終わりです。次は、以上を考慮した上で僕はどのような戦略を選んだか紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!
続きの記事です。
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僕の不労所得の状況です。リスクを取り過ぎかもしれません。
「平均的」な日本人はこんな感じです。