2019年2月決済月のJ-REITと高配当REITを調べてみました!
こんにちは!
カメウサです!
REIT(Real Estate Investment Trust)は、不動産に投資する投資信託で、少額で複数の不動産に分散投資できるのが魅力です。
また、REITは収益の90%超を分配することで法人税が免除されるため、高利回りが期待できます。
2019年2月には14銘柄のJ-REITが決済月となっています。
これらの銘柄を分配金利回りとNAV倍率でグラフ化してみました。
また、そのうち高分配利回り銘柄について調べてみました。
2月決済のJ-REIT 14銘柄
14銘柄を分配金利回り順に並べています。
投信口価格は2019年2月1日現在のものです。
表1.2月決済のREIT銘柄一覧
図1.2月決済銘柄の配当利回りとNAV倍率
なお、タカラレーベン不動産投資法人(3492)はNAV倍率が不明であるため、NAV倍率を1.00としてプロットしております。オレンジの線は14銘柄の平均分配金利回り4.42%,平均NAV倍率1.05を示しています。
NAV倍率が1.00未満の場合、純資産が株価時価総額を下回っていることを示しています。つまり、現在株価が割安と判断できます(株価が先行しており、将来的に割安でなくなる可能性がありますが…)。
図1. から、左上の領域(配当利回り4.42%以上、NAV倍率1.05未満)が高分配かつ割安と考えられます。
左上の領域には、タカラレーベン不動産投資法人(3492), ザイマックス・リート投資法人(3488)、ラサールロジポート投資法人(3466)が含まれます。
これらの銘柄の安全性はどうなのでしょうか?
今回はタカラレーベン不動産投資法人とザイマックス・リート投資法人について財務状況等を確認してみました。
タカラレーベン不動産投資法人(以下、タカラレーベン)のデータは2018年8月期の決済資料を参考にしています。*2018年8月期決算説明会資料
タカラレーベンは株式会社タカラレーベン(8897)がメインスポンサーです。タカラレーベン(8897)は新築分譲マンション販売がメイン事業です。
ヤマダ電機(9831)もスポンサーであるため、10口以上を保有することで株主優待(2500円x2/年)がもらえるのは、面白い点でしょうか。
2018年8月時点で27物件を保有し、中規模オフィスがメインとなっています。
地域で東京圏が約50%、名古屋・大阪・福岡を含めたコア地域で77%となっています。
まだ上場まもないためか、2020年返却期限が多く見えます。LTV(総資産有利子負債比率)は49.7%でした。タカラレーベンでは60%以下を基準としているので、悪くはないと思います。
ザイマックス・リート投資法人(3488)
ザイマックス・リート投資法人のメインスポンサーは株式会社ザイマックスです。
株式会社ザイマックスは株式会社リクルートのビル事業部から独立して誕生しました。
なお以下の資料は、2018年8月期決算説明会を使用しております。
2018年8月時点で12物件を保有し、オフィスがメインとなっています。
地域で東京23区が43%、東京圏で78.5%となっています。LTV(総資産有利子負債比率)は33.0%でした。
有利子負債の返却期限はどの期にも平均しています。LTVも30%台を維持していく見込みです。
終わりに
J-REITは分配金を目的とした投資先です。
短期的な値上がり益を狙うのもありですが、長期的な視点で銘柄を選ぶことができれば良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!