出場者必見!東京マラソン2019 全コース試走のまとめ!
こんにちは!
カメウサです!
この記事は東京マラソン2019の試走レポートです!
僕が実際に本番のコースを試走して感じたことや、「自分だったらこう走るだろう」というシミュレーションを加えてみました。東京マラソンに当選された方の参考になれば幸いです。
※2018年9月25日に記事を更新致しました。
試走日は2017年12日30日です。
それでは、本題に入ります!
コース概略
東京マラソンのコースは前半に下りが集中し、後半はほぼフラットコース。間違いなく好タイムが期待できます。しかしながら、前半が楽であるために飛ばし過ぎて、後半失速するミスも容易に想像されます。
戦略としては、前半を出来る限り抑え、その後イーブンペースで走るか、ビルドアップ的にペースを上げていくイメージのレース展開がいいでしょう。
また最後の10キロはほぼ南北に走るため風の影響をもろに受ける可能性もあります。注意のしようはありませんが、心構えだけはした方がいいかもしれません。
さて、では試走のレポートに入ります!
今回はコースを6区間に区切ってみました!
1. スタート(都庁前)~4キロ(防衛省前)
6. 38.5キロ(芝公園)~ゴール(皇居)
実際にあなたも走っているつもりで読んでみてくださいね!
公式のコースムービーはこちら↓ テンション上がります!
1. スタート(都庁前)~4キロ(防衛省前)
2017年12月30日、午前7:30 都庁前に到着。
事前に荷物を東京駅のロッカーに預けておいてから、中央線で新宿駅に向かったためこの時間からのスタートです。
寒さの厳しい年末、ネックウォーマーを忘れたことに気づいて若干テンションが下がっていましたが、都庁を見ると東京マラソンのスタートが想像されて一気にテンション爆上げです(笑
≪都庁≫
僕は2013年の東京マラソンに出場することが出来ましたが、その時の胸の高まりが再び蘇るようでした。試走なのにこんな気分になるのには自分でも驚きです。
東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて東京都が如何に力を入れているかが伝わってくる外観になっていますね。東京都庁と都議会議事堂の連絡通路の下を通ったら、東京マラソンのスタートです!
≪東京マラソンスタート地点≫
ヒルトン東京を右手に曲がり、コクーンタワーを左に曲がると新宿大ガードを通り抜けて行きます。
≪靖国通り≫
歌舞伎町の街並みを走り抜けるあなたは、『東京が一つになる瞬間』、『東京マラソンの主役があなたである』ことを実感出来ると思います!普段は人で溢れている新宿の街があなたのために動いてますからね!
≪成女学院前≫
靖国通りを進んで行くと成女学院中学・高校前で急な下り坂となります。重要なのはここでスピードを上げないことです。前半の無理は後半にしわ寄せがきます。胸の高まりを押さえて、少しゆっくりめに下りましょう。
≪防衛省≫
防衛省前に来るとスタートから4キロ地点。この時点から目標ペースで滑れていたら、良いスタートを切れた。と判断していいと思います。逆に早すぎはダメ。遅いのは悪くはないと考えていいと思います。
2. 4キロ(防衛省前)~10キロ(日本橋)
≪市ヶ谷駅≫
市ヶ谷駅が見え、外堀通りに入るとフラットコースが続きます。ちなみに市ヶ谷駅前には都内では珍しい釣り堀があります。なんだか東京じゃないみたいですね。
≪市ヶ谷フィッシュセンター≫
≪外堀通り≫
法政大学や東京理科大学を過ぎて、飯田橋駅の下を走り抜けます。走りやすい外堀通り。4~6キロ地点にかけて目標タイムをキープできたでしょうか?出来ていれば後はイーブンペースを心掛けることになります。
≪神田スポーツ商店街≫
台所町跡記念碑の交差点を左手に進むと古書店街の神保町。スポーツと音楽の街、御茶ノ水・神田を駆け抜けて行きます。東京はコンパクトでも様々な顔を見せてくれますね。
≪国道17号≫
国道17号に入り、神田駅下を抜けると街の雰囲気がさらに変わります。三井や三越、優雅さが漂うこの通りはまさしく、『Tokyo of Tokyo』なのでしょう。
≪日本橋≫
≪獅子と東京都紋章≫
歩みを進め日本橋を越えれば10キロ地点です。
この時点で、あなたと同じタイムでゴールを目指す仲間たちが周りにいるようになっているでしょう。無理にスピード変化をつけず、声援を力に走っていきたいですね!
3. 10キロ(日本橋)~16.5キロ(隅田川)
≪茅場町一丁目交差点≫
花王のある茅場町一丁目交差点を左折すると浅草に続く、下町への変化を感じられるコースになります。
≪水天宮≫
≪明治座≫
安産・子授けの神様を奉る「水天宮」、日本を代表する劇場「明治座」を通り過ぎると東京のシンボル「スカイツリー」が目に入るようになります。
≪神田川≫
13キロ手前は神田川です。屋形船が並んでいて江戸を感じますね!
≪駒形どぜう本店≫
≪雷門≫
浅草名物、どぜう(どじょう)鍋の「駒形どせう本店」が見えるといよいよ、雷門前に到着です。雷門前には、東京マラソンでは恒例になっている人形焼きの補給食が今回もあることでしょう!水分が欲しくなりますが、食べておきたいですね!
雷門を過ぎると15キロ地点を通過。ちょっと早いですが、エネルギー補給をするならこの辺りかな、と僕は考えています。このあとは、エイドでの給食も充実してくるはずなので後半のエネルギーはどうにかなるでしょう。早めにゼリー系補給食を消費して少しでも軽くしておきますね(笑
雷門を過ぎて蔵前まで来ると隅田川を渡ります。コース一番の撮影ポイントはここ!タイミングよく船が通ればこんな写真が撮れますよ!
さて、全体の1/3程度を走り抜けたところで、自分のコンディションも分かってくる頃かと思います。隅田川を渡り終えたら、今回の東京マラソンで自己ベストを狙うのか、それとも純粋にマラソンを楽しむのか、判断するタイミングでしょう。もし、タイムが狙えない状態であれば、せっかくの東京マラソン。辛いものではなく、人々の声援を感じ、こちらからも笑顔でそれに答えられるくらいの走りにしてもいいかもしれませんね。最後は自己判断になりますが、後悔のない選択をして下さいね!
4. 16.5キロ(隅田川)~31キロ(日比谷公園)
レース中盤、川を渡るたびに若干のアップダウンはありますが、基本的にはフラットコースです。ペースを乱さず、力まず楽に走って後半に備えたいですね。
≪江戸東京博物館≫
17.5キロ付近には江戸東京博物館があります。大きくて立派な建物ですね。まだ中に入ったことがないので、今度見学したいと思います。
≪富岡八幡宮≫
富岡八幡宮から折り返すと、やっと半分が終了。初めてフルマラソンを走る人は「まだ半分かー」と思うかもしれませんが、
『安心してください!まだ半分も始まっていないです!』
半分冗談ですが、感覚的にはそんなところです。本当の始まりは30キロを過ぎてから、そう考えておけば精神的に嫌にはならないかも?しれません。
≪採茶庵跡≫
21キロ過ぎの仙台堀川脇には、奥の細道の出発点「採茶庵(さいとあん)跡」と松尾芭蕉の像があります。
≪清澄庭園≫
≪本所立川≫
さらに進むと清澄庭園です。23.5キロ付近の首都高7号小松川線の下には葛飾北斎の「本所立川(ほんじょたてかわ)」の解説があります。
あとは来た道をひたすら戻ることになります。アップダウンがないので快適に走れそうですね!
≪首都高6号向島線≫
28キロ手前の首都高6号向島線に隣接するビルには富士山がペイントされていました。昔はここからでも見れたのでしょうか。
≪警察博物館≫
日本橋から延びる国道15号を南に進むと京橋付近に警察博物館があります。こんな博物館があったんですね。知りませんでした。
警察博物館を過ぎるといよいよ銀座に入ります。
≪銀座≫
先ほどの日本橋とは雰囲気が一気に変わり、オシャレで活気のある街です!応援も凄まじい力を感じられるはずです!
銀座4丁目を右折するといよいよ30キロ地点。 あなた自身との闘いの始まりです!!
5. 31キロ(日比谷公園)~38.5キロ(芝公園)
≪日比谷公園≫
日比谷公園を過ぎると31キロ地点を通過。
良くも悪くも練習の成果が発揮される距離になってきます。
≪東京タワー≫
≪増上寺≫
32キロ過ぎの御成門からは東京タワーが良く見れます。さらに歩みを進めると徳川将軍家ゆかりの増上寺、さらに行くと芝公園です。
≪第一京浜≫
33.8キロ、第一京浜をひたすら南下します。あと10キロ未満になってからが、本当に長いんですよね…
≪最終折り返し≫
35.8キロ、ついに最後の折り返しです。
もしかしたら北風があるかもしれません。もし前の人についていけるなら風よけとして、ペースメーカーとして、ちゃっかり付いていきましょう。
6. 38.5キロ(芝公園)~ゴール(皇居)
≪木造仁王像≫
再び芝公園に戻り、木造仁王像が見えたら38.5キロ地点。あとは気力で行くのみです!
≪日比谷公会堂≫
慈恵医大前で39.5キロ。日比谷公会堂が見えたら40.5キロ。ゴールまであとわずか…
でも一番辛い…
最後の直線1キロ、丸の内仲通りを走り抜けるとついに感動のゴール!
≪皇居前≫
できれば最大の笑顔でゴールシーンをカメラに撮ってもらいましょう!!
ゴール後
お疲れ様でした。これで東京マラソンも終了です。
できれば応援してくれた沿道の方々、スタッフに感謝を込めて一礼しておきたいですね!
タオルと記念メダル、バナナとドリンクを受け取ったら、やっと休憩です。
そのままメダルを撮ってSNSに上げるのもいいですが、おススメは東京駅をバックにした写真です!絶対いい写真になりますよ!
≪東京駅≫
東京駅周辺には美味しい店がいくらでもあるのでレース後のご飯には困りませんね!
試走の感想
実際に走ってみて、改めて東京マラソンは凄い大会だな。と感じることになりました。
新宿・日本橋・浅草・銀座そして丸の内。一日で東京の魅力を感じれる機会はそうそうないはずです。
また、東京マラソンは首都の機能を一部止めて開催されるレースです。いったいどれだけの人々の力が必要なのか。感謝と感動が生まれて当然かもしれません。
絶対に「東京が1つになる日。」を感じられるでしょう!
以下、持ちタイム3時間05分程度の人が3時間切りを狙う場合を想定しています。(僕のことですw)
僕の感覚だと「3時間切りを狙える大会である。」と感じました。これだけアップダウンがなく、またエイドも充実していることから前半で無理に追い越したりせずに、ペースを守れば十分に実力を発揮できるでしょう。ただ、スタートの混雑と最後の直線の風は気になるかもしれません。まあ、練習を積めれば問題ないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。あなたも東京マラソンを走るイメージがつかめましたか?
本番の2019年3月3日。あなたが笑顔でゴールできることを期待しております!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!
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