投資初心者にオススメしたい投資先~まずは投資信託から始めよう~
こんにちは!
カメウサです!
20代後半ながら、僕の投資歴は10年を迎えました。
今のところ、相場も良かったため大きな失敗をしていないのが幸いです。(逆に、この相場で資産が増えないなら、もう少し考えて行動しなければならないと思いますが、)
どのような方法であれ、資産形成するには、知識と経験が必要であると思います。
もし、投資経験がないのにも関わらず、多額の、しかも虎の子の資金を注ぎ込もうとするのであれば、それは資産形成ではなくギャンブルです。
絶対にやめて下さい。
今回は、僕が投資初心者にオススメする投資先を紹介します。
最初に断っておきますが、この手法はいわば『凡人の手法』です。手っ取り早く、大きく資産を増やすことはできません。しかし、比較的低リスクで楽しみながら資産形成できると思います。まずは自らの経験値を上げる気持ちで、投資の世界に入ってはどうでしょうか?
まずはコア(核)から始めよう!
どんな方も初めは初心者です。いきなり上級のやり方に手を出してはいけません。
例えば、「ランニング初心者が初フルマラソンにチャレンジする!」と言って、上級者用のソールの薄い、スピードを求めたシューズを買ったりしないですよね。
どんなにお金があったとしても、ソールが厚めの、より怪我のリスクが低い、エントリーモデルから走り始めるはずです。
スポーツに限らず、資産形成にも同様のことが言えます。
まず取り組むのは、比較的リスクの低い・王道の投資方法です。
よりリスクを低くするには、いわゆる「分散投資」が必要となります。
投資における分散には、①「時間の分散」、②「投資対象の分散」、の2種類が重要になります。
①の「時間の分散」は分かりやすいですよね。
いきなり全財産を突っ込むな!コツコツ積み上げよう!ということです。
では、②の「投資対象の分散」は、どうでしょうか。
投資対象の分類(アセットクラスと言います)には図表1に示すものがあります。
図表1. 主要なアセットクラス
これだけ見ると、「いやいや、こんなに投資できるほどお金も調べる時間もないよ」
という方がほとんどですよね。実際、僕もこれらを全てを自力で管理していません。
では何で管理しているかと言うと、投資信託を通じて管理しています。
投資信託とは、様々な金融商品(株式や債券、不動産など)を少量パッケージングして販売した、いわば金融商品のバラエティーパックのようなものです。
投資信託の販売元(運用会社)は、パッケージングや管理維持する費用として、手数料をとることで利益が出ています。
購入者である私たちのメリットとして、①普段少量で購入できない金融商品を購入できること。そして、②運用会社が投資信託(つまり、パッケージングされた個々の金融商品)を管理してくれること、が挙げられます。
逆にデメリットは①手数料が取られる、②すぐに大儲けはできないこと、(③損する場合があること)
③がよく言われる「投資にはリスクが伴います」というやつです。
個人の見解ですが、一時的な損失状態も精神衛生的に許容できない人は、投資信託であってもやらない方がいいと思います。
そういう方は、とにかく収入を増やすことと、無駄遣いしない(適度な節約)で生活するしかありません。
動画による説明でこんなのがありました。
そこそこ分かりやすいかと↓
アニメが嫌いな人はこっち↓
#9【投資信託】投資信託はパック!とってもわかりやすく投資信託を解説!
投資信託は、基本的に資産がゼロになることはまずありえません。失敗したとしても、株式やFXに比べて損失は少なく済みます。
まずは、投資信託を通じて経験値を積むことから始めてはどうでしょうか!
結局、どの投資信託を買えばいいの?
僕だったら、これが一番知りたいですね(笑
巷には様々な論がありますが、今回は「僕だったらこれを積み立てるよ!」という投資信託を紹介します。
参考として下の書籍は比較的分かりやすいです。
運用会社の方が書いている点に注意が必要ですが↓
最新版 投資信託はこの9本から選びなさい―――30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!
- 作者: 中野晴啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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基本的には、以下の3点が注目したいポイントです。
①分散が効く
②手数料が低い
③運用総額が多い
④毎月分配ではない
少し補足しますと、①はアセットクラスの分散、地域の分散が出来ているかについて調べます。
②は、手数料は安い方が取られるお金が少ないので、それだけ有利ということ。
③は、投資信託の運用総額が大きいほど運用会社が儲けやすいから、その分、私たちも儲けやすい、という話です。今は総額が大きくなくても、順調に純資産が増えているようなら選んでも問題ありません。
④は、毎月分配にすると税金を多く支払うことになるため、長期的な資産形成には不向きであるため除外しました。
1つしか買えないならどうする?
投資信託はあまたあるので、色々組み合わせると良いのですが、「1つしか選べない」としたらどこにするかの話をします。
結論から言うと、
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
を推します。主要な情報は図表2の通りです。
図表2. 投資信託の主要情報
*確認日:2019/11/07
上記の投資信託を選んだのは、ポイント①②③④を押さえており、仕組みが分かりやすいためです。
正確な資料はこちら↓
複数の投資信託ならどうする?
まずはアセットクラスから決めます。
歳を取るごとにリスクはとりづらくなる(挽回できなく)ので、徐々に変動の大きな株式の割合を減らします。また、金(GOLD)はリスク低減に有効ですが、GOLD自体が新たな価値を産み出す分けではないので省きました。
年齢別のアセットクラスの割合(アセットロケーションといいます)は以下にします。
20-40歳台 : 株式60-70%、債券15-20%、不動産15-20%
50-60歳台 : 株式50-60%、債券25-35%、不動産15-20%
70歳以上(定年後) : 株式30-40%、債券35-45%、不動産15-20%
図表3.年齢別のアセットロケーション
次に各アセットクラス内の割合についてです。
株式の投資信託は、リスク・リターンともに大きく、選択肢も多いです。そこで今回は世界全体に満遍なく投資できる銘柄のみに絞りました。
債券の投資信託は、国内20%、先進国60%、新興国20%の割合にします。
また不動産投資信託は、国内30%、先進国70%の割合にします。
国内にいると日本を優遇してしまいがちですが、世界から見ればたった1つの国ですので、割合は低めにしました。
さて、具体的な投資信託銘柄の話に進めます。
考え方は、1つの投資信託を選んだ場合と同様に、①分散が効く、②手数量が低い、③運用総額が多い、④毎月分配ではない、の4点から選んでいきました。
それでは各アセットのお勧めできる投資信託銘柄を図表4に示します。
図表4. オススメの投資信託一覧
*確認日:2019/11/08
まずは株式の部です。
なるべく1つの銘柄で分散が効く銘柄を選びました。ややアメリカの割合が大きくなりますが、今後も最強の経済大国はアメリカの状況が続くと思われます。しばらくはこれらの銘柄でよいかと。
なお、eMAXIS全世界株式(オール・カントリー)でないと、日本を投資対象から除いています。紛らわしいので注意してください。
続いて債券の部です。
低手数料であることを優先しました。新興国債券の投資信託はあまりないので、入れるならiFreeの一択となりそうです。
最後に不動産投資信託の部です。
海外不動産の投資信託は、資産額の大きいものでも手数料が高いのが現状です。ただ、今後は低手数料の投資信託が台頭してくると予想します。
全体として、eMAXIS・ニッセイ・たわらノーロード推しな感じになってしまいました。僕としてはこれらの投資信託が現状の最適解に近いと思います。
人によって考え方が異なるので、他の方のお勧め銘柄も見ると面白いかと思いますよ!
なお、今回の記事で紹介したのは (低手数料)インデックス投資と言われる手法です。一度投資信託先を決めたら、あとは年一回程度の運用の見直しで問題ないと思います(そもそも労力をかけないのが目的だから)。
見直す際には、
①圧倒的有利な投資信託(いわゆる上位互換)が出現した。
②アセットアロケーション(図表3を参照)が大幅に初期設定とずれた場合に元の設定に戻す。
③投資信託の純資産総額の継続的な減少がないことを確認する。
これら3点に注目すると良さそうです。
① の場合は、乗り換え。
②の場合は、足りないものを買い増し。
③の場合、残念ですが解約して新しく純資産総額が順調に増えているものを購入して下さい。(もちろん、時間の分散をさせて。)
現金が最強であることを忘れない!!!
最後は蛇足かもしれませんが重要な視点の話です。
投資の話をしているとつい忘れてしまいがちですが、最強の資産クラスは現金の日本円なんです!!!
日本に住んでいると意識しないですが、日本の経済力は2019年時点で世界第3位、金融危機時の避難先である日本円は金融資産として最強クラス!
本末転倒!?と思う方もいるかもしれませんが、投資をしていると改めて現金の重要性を理解できます。
金融危機時に最も重要なのは、どれだけ潤沢な日本円を所有しているか。にかかってきます。
安くなった投資信託、さらには株や海外通貨をスポット買いする。
現金があればあるだけ、戦術が増えるのは疑いようがありません。
「投資は余剰資金で!」と言われる理由は、以上のような理由のためです。
まずは、生活を守れるだけの現金(少なくとも3ヶ月分の生活費)を確保してから、投資を始めることをオススメします!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
関連記事です。
「先んずれば人を制す。」ということです。
参考サイト一覧
1.楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
2.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS
3.<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド|投資信託のニッセイアセットマネジメント
4.たわらノーロード 国内債券|ファンド情報|アセットマネジメントOne
5.eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | eMAXIS
6.<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド|投資信託のニッセイアセットマネジメント
7.iFree 新興国債券インデックス / 大和証券投資信託委託株式会社
9.<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド|投資信託のニッセイアセットマネジメント
10.たわらノーロード 先進国リート|ファンド情報|アセットマネジメントOne
11.SMT グローバルREITインデックス・オープン|三井住友トラスト・アセットマネジメント